認知症プログラムとは

認知症プログラムの機能

・スクリーニング機能‐認知症の早期発見 ・モニタリング機能‐認知症の状態把握、推移の把握 ・アウトカムの提供 ・認知症プログラムのしくみ

スクリーニング機能‐認知症の早期発見

初期段階の認知症やMCIの早期発見は、ご本人およびご家族にとって出来る限りの豊かな生活を過ごすために必要なことと私たちは考えます。別の側面でみると、保険料の削減につながるなど社会的意義があるうえ、今後の重点課題といえます。

MCIとは
…軽度認知障害 mild cognitive impairment
アルツハイマー型の認知症の前段階といえる状態。専門医ではMCIの研究に注力しています。
保険料削減
…発症を2年遅らせることができた場合の削減可能額

区分 削減可能額
医療費 1,600億円
介護費 4,000億円
合計 5,600億円

※2002年国立長寿研究センターの試算

ご本人と接する機会が多い「かかりつけ医の先生」や「担当ケアマネージャーの方」のチェック、 そして「健康診断での認知症チェック機能の追加」が早期発見にとって適任と考えます。そして、専門医への受診につなげてることが必要ではないでしょうか。
そこから始まる“適切な治療”“適切なケア”が認知症とって有効であると信じます。

スクリーニングテスト

認知症プログラムでは、精度の高い二種類のスクリーニングテストにより、MCIや認知症の徴候を早期に発見するためのお役に立ちます。認知症からうつ状態を除外するためのスクリーニング機能も有します。

[もの忘れ度チェックテスト] このテストはご本人でも、ご本人をよく知る方でも回答が可能です。書面でのチェックも可能ですので、パソコンが使えない状況でも聞き取りを行なうことができます。	日常生活の中の「もの忘れ」「行動障害」などが進行性か非進行性かを確認し、94%の高い精度で認知症の可能性を判定します。 ※認知症の兆候が見受けられた場合、より精度の高い認知症機能テストを行います。

[認知度チェックテスト] ご本人との対面でのテスト実施・その場でのパソコン入力が必要です。どれだけ言葉を覚えているか脳の機能をチェックします。97.3%の精度で認知障害があるかを判定でき、脳の状態の推移を数値化できます。

[うつ状態チェックテスト] ご本人でも、ご本人をよく知る方でも回答が可能です。	米国精神医学会「DSM‐IV」に基づき、うつ状態のチェックを行います。仮性認知症の原因であるうつを見分けます。

スクリーニングツールのイメージ

パソコン画面の質問内容に答えをクリックで入力します。 テスト終了後に即座に結果レポートが画面に表示されます。(おおよそ10分くらい掛かります) 同じ質問を紙媒体もご用意しています。(インターネット環境が無い場合にご利用ください)

スクリーニングツールのイメージ

モニタリング機能‐認知症の状態把握、推移の把握

認知症の方の症状、レベルなどを客観的に捉え、推移をチェックします。この機能を使えば専門医の先生でなくても、治療やケアの効果をはかることが可能になります。このことは、認知症の方へ適切な環境を提供する足掛かりではないでしょうか。認知症プログラムのモニタリング機能がお役に立ちます。

モニタリング

認知症モニターツール
現在のアセスメント、ケア日誌に、認知症の症状の継続評価を追加します。 症状の推移は介護計画の根拠データとして、また、複数の症状の変化を見つめることで、環境の変化、要因が判り、その方個別のケアを考えるツールとなります。
認知症レベルチェック(FAST)
レベルの推移をモニタリングします。 レベルが数値化されているので、ケアの効果が一目でわかります。また、そのレベルの継続期間をとらえ、一般的な継続期間と比較できる機能もあるため、ケアの判断材料となります。
レベルの推移をモニタリングします 服薬の変更、認知症のケア追加、新たな認知症のトリガーのアセスメントと、自立性・社会性などのアセスメントを継続評価も行います

↓ 1.サービスの根拠(数値、推移のデータ)	2.観察力(アセスメント力)の幅が広がる	3.サービスの効果測定、判断材料 4.専門医の先生との連携のために

モニタリングツールのイメージ

モニタリング機能は、その方の当てはまる項目をチェックしていきます。 定期的にモニタリングすることで、個別のアウトカムを手にすることができます。

モニタリングツールのイメージ

アウトカムの提供

認知症プログラムは、継続的にご利用いただくとデータベースが構築されるシステムとなっています。個人のデータに加え、事業者様ごとの統計データをご提供します。

事業所全体の統計データ (例)


認知症の徴候の多い層の判別→性別、年齢別など
認知症レベルの推移→良くなった、悪くなった
症状毎の推移→納まった、悪化した
レベル・症状の推移期間→時間軸の変化
認知症ケア内容の結果→どう効果がみられるか
Etc.

『統計データ』の活用=品質向上=OBQI(Outcome-Based Quality Improvement)

継続的にスクリーニングやモニタリングを行なうことで、事業所全体の統計データを提供いたします。 どんな方に認知症の徴候が認められるのか、どの症状に効果が出ているか、どのレベルで変化が起きているか、治療・ケアの効果がどうかなど、結果(Outcome)から傾向がはっきりします。その結果を反映することで、認知症への対応が根拠あるものになることが可能です。また、新しく取り入れるものの効果をはかることも可能となり、今以上に幅が広がります。

統計データのイメージ

統計データのイメージ

おすすめする認知症プログラムのながれ

図:おすすめする認知症プログラムのながれ




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