総支配人コラム
2014.10.19
『空振りは許す、でも見逃しは許さない』
2週続けて台風上陸のニュースが日本列島を駆け巡りました。
最近の自然災害はその規模が少しずつ大きくなっているような気がします。
被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
台風19号のニュースが流れ始めた時、私は管掌している世田谷エリアの営業所に対し、「安全は全てに優先する」という会社の方針を改めて伝え、台風上陸を想定した準備をするよう指示しました。
アルタクラッセにおいては、事務長である道端から各フロアへ具体的な注意点や確認事項が発信され、リーダーやケアマネジャーを中心に台風の直撃を想定した準備を開始しました。
外出予定のお客様には極力日程の変更をお願いさせて頂きました。
ご退院を予定されていたお客様には、帰路安全に帰ってきて頂けるよう病院や関係各所と事前に何度も連絡を取り合いました。
関東に最接近すると予測された14日に向けて、帰宅出来なくなるスタッフ、出勤できなくなるかもしれないスタッフがでることを想定し準備。
前日の13日には主任の井上がずっと台風情報を追い不測の事態に備えていました。
そして迎えた14日の朝・・・台風一過、真っ青な青空がどこまでも広がっていました。
関東では夜うちに台風は通過し、今回の準備は幸いにも空振りに終わりました。
ご協力頂いたお客様や一丸となって動いてくれたスタッフに心から感謝したいと思いました。
今回は公共交通機関も早め早めに運行中止などの策をとっていました。
リスク管理の在り方について報道されていた中で、「空振りは許す、でも見逃しは許さない」という言葉が大変心に残りました。
“空振り”を恐れず、災害を侮(あなど)らず事前準備を怠らず、これからも備えたいと思います。
折しもこの原稿を書いている今日は10月16日。
富士山に初冠雪がありました!
アルタクラッセでは早朝、たくさんのお客様が雪を抱く富士山を楽しみました。
『富士山に雪来れば台風来ず』という地元に伝わる気象のことわざがあるそうです。
季節が先へ先へと進んでいくのを感じています。
皆様どうかご自愛下さいませ。