総支配人コラム

2013.04.12

凡事徹底

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セントケアでは「環境整備」を大切な仕事と位置付けています。
環境整備とは、礼儀・規律・清潔・整頓・安全・衛生の6つを意味します。
礼儀・規律はヒトに対して、清潔・整頓はモノに対して、それらを整えることが安全と衛生に結び付くと考えるものです。

その行動内容は細かく示されており、例えば清潔・整頓では、”要らないものは捨てる””磨けるものは磨きこむ””すみの部分の汚れを無くす”・・・”トイレ掃除は事務所のリーダーが担当する”といった具合です。
各営業所では毎日実践することになっています。

昨年3月、ある会議の席で環境整備の指導者である弊社顧問が私達に問いました「1日30分365日仕事が休みの日も、清潔・整頓の環境整備を実践している人」。
しっかり手を挙げたのは3割くらい。
私も手を挙げられなかった一人でした。
顧問は続けました「では、環境整備はいいことだと思っている人は?」、全員が手を挙げました。
そして顧問は言いました「いいことだと思ってもやらない風潮、それが会社をダメにする」と。
そんな風潮を自分がアルタに持ち込んではいけない、そう思いました。
そしてフロアリーダー2名と共に昨年4月1日から365日、1日30分毎日やり続ける環境整備研修をスタートさせました。
目の前のことに集中して30分。
要らないものは捨てる、すみの汚れをなくす、磨きこむ・・・昨日より今日、今日より明日、雨の日も風の日も、休みの日も、清々しい場所になるよう工夫を絶やさず向き合います。
そして、実践した内容と考えたことを2名のフロアリーダーと顧問へ毎日報告、顧問からはまた毎日支援のメールが届きます。
そして今年3月31日、365日の支援を頂きながら環境整備研修を完走しました。

365日やり続けたらスゴイ人になれるかもしれない、そんな浅はかな考えは除々に消えていきました。
毎日が第二の自分と向き合うことばかりでした。
“中途半端な自分””まぁいいかと適当に終わらせたい自分”・・・これまでの人生の中で最も自分と向き合った1年でした。
環境整備は、自分にとって都合のよい習慣から、謙虚さと感謝を忘れない自分であることを教えてくれるものでした。
365日を完走した今は、持久走に向けて走り続けています。

『凡事徹底』(あたり前のことをあたり前でないほどやりきること)とは、尊敬する鍵山秀三郎氏(元イエローハット社長)の言葉です。今でこそ全国から掃除を学びに来る鍵山氏ですが、最初の理解者が現れるまで10年。
私は伴走者を得ながらたった1年。
まだまだスタートラインです。

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