総支配人コラム
2020.01.20
災害への「知識」と「意識」
四半世紀前の今日はもっと寒かったのではないかと思い出しております。1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から25年、長きにわたり日常とはかけ離れた時間を過ごしてこられた方々に心よりお見舞いを申し上げます。
今なら、緊急地震速報が流れ、すぐにスマホで情報の確認をしたと思いますが、当時の私は勤務していた看護大学の研究室に到着して付けたテレビに映し出された光景を見て愕然としたことを今でも鮮明に覚えています。病院のチームと共に現地避難所に向かい、電気ポットにタオルを入れて温めては使用し、とにかく温かいものが欲しかったことを思い出します。
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災害といいますと、昨年は台風等の自然災害の多い年でした。多摩川に隣接するアルタクラッセとしては10月の台風19号は忘れることが出来ません。幸い事前に情報を確認することができましたので、スタッフの勤務配置を確実にし、備蓄品をすぐに使用出来るよう準備、浴室には水を張り、停電に備えた配線を行いました。そしてエレベーターが止まってからでは遅いと考え2階のお客様を最上階へご案内し、出来ることは行いスタッフと共に一夜を過ごしました。本当に長い夜でしたが、帰ることが出来ないスタッフや翌日勤務のスタッフがアルタ内に待機していましたのでそれが大変心強い思いでした。そして台風一過、本当に幸い備えは全て杞憂に終わりました。浸水も停電も全くなく朝を迎えました。
自然災害は人の力でくい止めることは出来ませんが、今回の経験を生かして災害への「知識」と「意識」を備え、今後もチームアルタ一丸となってお客様へ安心のサービスをご提供出来るよう努めて参ります。