日常レポート
2009.07.20
映画鑑賞会
今日の午後は、毎月1度のスタッフお薦めの1本を紹介する。
「映画鑑賞会の日」
本日の映画は・・・【東京物語】
■1952年日本/監督小津安二郎/出演/笠智衆/東山千榮子/原節子/杉村春子
日常の出来事の中で誰もが向き合っていく別れを行間と言葉に思いを込めて、それぞれが持つ孤独を演出する最高傑作。
これほど行間と言葉に喜び・悲しみ・怒り・恥じらい・とまどい、遠慮を細やかに胸に深く浸透させる作品はない。 それが親・子・夫・妻・兄弟・婿・嫁・友・孫に投げかけられ問われるので、それぞれが共感し共鳴する。 老夫婦を軸に描き、あまり意識しないでやっている親不孝を深く厳しく入り込ませている。
静穏なモノクロの画面から淡々と、しかし明確に醸しだされる映像は感動を呼び起こす。 それが、正に、小津藝術の世界で、世界中の映画人に多大な影響を与え人々に評価され続ける所以だろう。
【参考文献→http://www.geocities.jp/yurikoariki/tokyostory.html】
音楽が流れる 尾道の景色が映し出され ポンポン蒸気の音が聞こえる
列車の音がして 汽笛が鳴りこだまする,, ,
~世界の小津安二郎の代表作、この「東京物語」,, ,
もしまだ見られていない方は、ぜひ!ご覧になって下さい!お薦めです!~