日常レポート

2009.07.19

忘レ愛/めぐりあわせ

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6月のある日,, 1本の電話から繋がったストーリー。

来年公開予定の映画「忘レ愛」という題材探しの為、監督自ら取材して駆け回っている中、今回アルタクラッセ二子玉川への取材が、実現いたしました。

.. .+*☆. .

金曜日の「忘レ愛」取材は、お二方にさせて頂きました。
本日はそのもうひと方の人生のエピソードを1つご紹介します。

【・・人は、いつまで愛を忘れずにいられるのだろう?】

「一瞬の奇跡を見て」

43歳の時に病気にかかり、何も人生に気力が無くなった時、病院の先生が言ってくれた一言・・。
「何か小さい時から好きな事ないの?」
しいて言えば、絵は好きだった。芸大へ行きたかったくらいでね。そして通い始めた絵画教室。そこから約35年間くらい続けてね、そりゃ今でも描きたいわよ!でもこちらのお部屋では描けない。なぜって?油絵は匂いがすごいからね、ダメなのよ。
そうね、そこからたくさんの人の出会いがあり、作品も数えきれないくらい描いたわ,, ,

「へぇこのたくさんのアルバムにある海外の絵はいつからですか?」「60歳過ぎてからよ!海外へ行き出したのは・・。」「えっ!?そうなんですか?」「うん。そうよ。」
そして最初で最後の個展を開いたのは、71歳の時。
【日常ページ.2009年.01.15 にて詳細あり】

昔、その病気になった時に他にも何か習おうと思って講習会に通った「手話」。たまたまその「手話のツアー」に2002年にロンドンへ旅をしたのね。もう旅もその頃が最後の方ね。

そこで一人の男性に出会ったの。そこに一緒にいた参加者,,, 彼は言葉を話せなかったの。手話で会話できる私が付いて話している内に、旅先でずっと行動を共にする事になり・・他の参加者の方や旅先でも夫婦とか間違えられて・・。とくにかっこいい男性ではなかったのよ。。笑))
どこへ行くのも一緒で、私も親切心からそうなってしまって・・。
そしてその旅の最終日、私だけ添乗員さんがホテルの部屋を一番良いところにしてくれたの。

そこから見えた風景は、一生忘れられない素晴らしい景色だった!
すぐに写真に撮ってスケッチももちろん!
「そう、それがこの絵。こないだね、息子が絵ハガキにしてくれてね、持ってきてくれたの」

「朝日が昇る一瞬の赤色がとても とっても綺麗で・・。」
「見えるは、セントパンクラス教会。」

そして、次の日、日本へ戻って・・。空港の荷物受取場所で、その男性にお礼を言われて、しばらくしてから綺麗なお手紙をもらった。それ以来会ってもないし、何も消息不明だけど・・。

それでも今でも不思議と思い出す旅の思い出かしら,, ,

たった一度の人生の出会い,, ,
たった一瞬の忘れられない景色, ,

ふとしたきっかけで、絵を描き始めてから25年経ってからの出来事,, ,
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「・・・まだまだ若いじゃない!遅くない遅くない。」

やりたいこと 夢想うこと 

30?何言ってるの!40?全然 50?いやいや・・
60歳?だから・・? 70歳なんて、まだまだよ,, ,

人生に手遅れなんて言葉はない,, ,

すべては そう ここから,, ,
始めればいい 

Sunday, July 19, 2009

■【Stardust Pictures】→http://www.stardustpictures.co.jp/
■「忘レ愛」公式ホームページ→http://www.stardustpictures.co.jp/wasureai/accept.html

■セントパンクラス教会・・・イギリス・ロンドン/1819年から1822年の間に建設され、代々受け継がれてきた。ギリシャ復興様式の建物で、ギリシャ・アテネのエレクセウムに見られるような女人像柱(カリアテッド)を見に世界中から観光客が訪れる。もともとの像は建物に入りいらないほど高く、中部を切り取らなければならなかった。像は地下室の入り口を守るようにして立っており、この地下室は両大戦中、防空壕として使用された。

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