日常レポート
2009.07.06
? ピアノコンサート、開演。
「Change the World.. 」.
週末の午後、多目的ホールにて「ピアノコンサート」が行なわれました。
ピアノの調べは、いつ聴いてもよいものです♪
『 開演前から音楽は始まる,, ,』
~コンサートというものは、開演前から、既に胸の高鳴りが響いています~
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ピアノといえば、思いだす偉大な作曲家がいます。アメリカの作曲家「ジョージ・ガーシュイン」です。
彼のもっとも有名な曲が 「ラプソディ・イン・ブルー」
ジャズ的な色彩とサウンドを大胆に用いたこの曲は、クラシック史上画期的な作品として高く評価されています。その初演時のエピソードをご紹介します。
1924年2月12日リンカーン大統領の生誕記念日、エオリアン・ホールにおいてポール・ホワイトマンが指揮するパレ・ロワイヤル・オーケストラが「アメリカ音楽とは何か?」というタイトルのもと、新しい作曲家たちの作品を次々と演奏してゆきました。
ミュージカル作曲家として頭角をあらわしていたガーシュインにも声がかかります。「クラシックの世界でも、僕の作品を認めさせたい…」そう考えたガーシュインは、クラリネットとピアノをソロ楽器にした協奏曲風の作品を書きあげました。審査員の中には、あのラフマニノフをはじめとする大物作曲家たちも名を連ねており・・・。「この人たちの前で、僕の作品が演奏されるなんて…」プログラムが進むにつれて、ガーシュインはいても立ってもいられなくなってきました。
人々は新しい時代のアメリカ音楽の誕生を期待して、しかし、その時演奏された曲の中には、意外に目新しいものが少なく、しだいに観客たちはコンサートに飽きてきました。
そんなコンサートも終わりにさしかかったころ、ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」が登場。
曲が終わると客席は総立ち。いっきにその場の空気を変えてしまったそうです。
それはクラシックとラグタイムを単純に合わせただけの音楽ではありませんでした。そこにはブルースやジャズのもつ「ブルー」な雰囲気とユダヤの人々が愛する独自の音楽、クレツマーの要素も加えられ、人種のるつぼニューヨークを象徴するかのような音楽に仕上げられていました。
この新しい音楽に止むことのない拍手を送ったのです。クラシック作曲家、ジョージ・ガーシュインが誕生した瞬間、まさに新しい音楽の夜明けでもありました・・。
【参考文献/ウェブサイト/pop culture of 20th century/おんがく日めくり】
「鍵盤に、ひとたび指を置けば、もう別世界・・」
Change the World.. .
◆George Gershwin・・・(1898年9月26日 – 1937年7月11日)ポピュラー音楽・クラシック音楽の両面で活躍し、39歳という短い生涯でしたが、「アメリカ音楽」を新しく作り上げた偉大な作曲家。
※新しく台頭してきたジャズやヨーロッパの実験的な現代音楽に対する強い傾倒を組み合わせ、
作曲と演奏の在り方を根底から変革しました。