日常レポート
2009.01.15
・・私そのものを伝えてくれる
昨年(’08.12.10)ご紹介させて頂いた、エントランスロビーの絵画・・。
他にも長年、絵画を描いてきた女性の方が、もう一人いらっしゃいます。
お部屋には何枚も絵の数々が・・・( ^-^)
「・・・自分流に絵を写真に撮り、アルバムにしてみようと思ったのは、35年近く描いてきた、油彩、水彩、スケッチを整理として考え出した訳で、何とか仕上がる事が出来ました。 改めて、よくもこれ程に描いたと思う実感と、こんな程度にしか描けなかったのかと思えるのも実感。反省するのは、何故もっと努力をし、前向きに描こうとしなかったか・・・言い訳が次々と浮かぶ・・。然し絵を描く機会に出会えた事は大きな倖だった。描くことによってどれほど励まされ、救われたことか。私を支え続けてくれた作品(絵や写真)は、一番私そのものを伝えてくれると思う。ご覧頂ける事、心から感謝します。」
「特にヨーロッパ中心のスケッチの旅に参加したのも幸運だった。異国の歴史の中に見る風景、情景は限りなく魅力があり、今もって私を夢中にさせる。イーゼルを立てての写生、短い時間のスケッチ、歩きながらも気になる対象を撮りまくり、それらを帰国後、納得出来るまで思い返しても、不思議な程の倖と思っている。1995年.9月、初めての個展を銀座大八木画廊で開いた。中々その気になれなかった私の背中を押してくれた人を始め、支え励まして頂いた友人達のお陰と感謝している。描きためた中から並べただけのあまり意欲的とはそえないものだったが、多くの人々の目に触れ、眺められて、私の絵が次第に輝いてきたように思えた、私自身も共にあたたかい光に甦り、希みと勇気を与えられた。今も描く時は一人でも、作品は自分以外の人に見て頂く、そして絵が生命を与えられると信じている。勿論自身が納得出来る作品でありたいが・・・。」【35年間描きためたもの作品ブックより】
◆今回、ご本人様にご了解得て、その当時の文章のまま載せさせていただきました。
最初は簡単なデッサンから35年が経つ頃には、プロ顔負けな作品を描けるようになった事。
そして数えきれない風景や情景が、【人生の一場面】として今ここに納まっている。
一枚一枚に大切な思い出がある事に間違いないでしょう。
~絵というのは、生命を与えられるもの、そしてその描いた人の温もりという
【心の表われ】が、そこに宿るものだと信じております~
一枚・・何でもいいから思うがままに、【人生の一場面】を
私も描いてみたくなりました…( v^-゚)⌒☆
◆右の写真『バルセロナの裏通り』油彩/1994.3/目に入った心魅かれたボロボロの壁とポスター~
◆左の写真・・・35年間描き留めてきた作品を写真にまとめたアルバム