日常レポート
2008.10.30
ねこたま
~駅からアルタクラッセまでのこの玉川界隈では、ふと歩いていて振り向くと・・・何匹か出会う猫の視線。いつも何を見つめているのだろう、、人間がすることなす事、何もかも見抜いているような・・。
子猫は4兄弟らしい・・揃ってにらめっこする日が楽しみです~
世界が私を愛してくれるので (むごい仕方で また時にやさしい仕方で)
私はいつまでも孤りでいられる 私に始めてひとりのひとが与えられた時にも
私はただ世界の物音ばかりを聴いていた 私には単純な悲しみと喜びだけが明らかだ
私はいつも世界のものだから
空に樹にひとに 私は自らを投げかける
やがて世界の豊かさそのものとなるために
・・・・私はひとを呼ぶ すると世界がふり向く
そして私がいなくなる
【谷川俊太郎/昭和28年刊行/『六十二のソネット62番』より】