日常レポート

2008.09.30

介護レベルアップ研修

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~昨日は、都内でも気温18度になり冬を思わせる寒い一日でした。今朝も冷たい雨となり、この急な気温の変化に皆さん体調を崩していないですか?上着を一枚多くして温かく過ごしましょう~

※写真の方は昨日午後、アルタクラッセ定例スタッフミーティングと合わせて,
定期的に行われている「介護レベルアップ研修」の模様です。

この日のテーマは・・・

Ⅰ「認知症の基礎知識~認知症高齢者への対応ポイント~」 講師:エーザイ㈱/ファイザー㈱様
Ⅱ「有料老人ホームにおけるチームケアの実践
                   ~認知症(※1)高齢者のケアを通しての一つの考案~ 」

当施設は、セントケアの理念・・「生き甲斐の創造」~地域社会のコミュニケーションを通して福祉社会の実現に貢献することを理想を掲げ、在宅ケアを中心とした介護サービスを行ってきた民間事業者が設置した介護付き老人ホームです。
管理者以下、ケアマネージャー、介護員、看護師のほとんどが在宅サービスの経験者であり、会社の理念の下、地域との連携の重要性を実感しており、それは施設ケアにおいても変わらず目指す所でもあります。当施設入居中に認知高齢者に対し、施設スタッフ、地域の在宅療養支援診療所の医師(主治医)、施設連携医、地域中核病院、訪問リハビリのPT、薬剤師によるクライエント中心のチームケア(※2)を行ったところ、短期間(約2か月)で認知症の中核症状、周辺症状の改善ができ、QOLの向上につながる結果を得ることができました。

※1「認知症」・・・「いったん正常に発達した知能(脳)に何らかの原因で記憶・判断力などの障害が起き,日常生活がうまく行えなくなるような病的状態」を言います。高齢者の方に多く見られますが,単なるもの忘れとは違って,れっきとした脳の病気です。介護保険の要介護認定を受けた方のおおよそ半分、2人に1人は認知症があると考えられています。これは2003年厚生労働省がまとめた結果です。平成19年5月の時点で、全国の要介護認定を受けた人の数は、暫定値で440万人にもなります。75歳以上と65歳以上では少し数は違ってきますが、少なくとも200万人以上という数で間違いないといわれています。

※2「チームケア」・・・医師、看護師、保健師、社会福祉士及び介護福祉士、専門職としてはその他、理学療法士、作業療法士、ホームヘルパーなど様々な専門職、関係者がチームで対象者のケアにあたることを指します。能力補完的作業であり、いわゆる連携よりも密接な体制が構築され、一体的な援助が提供される。チームケアに携わる際は、互いの専門性を尊重しつつ、共通の理念や目標をもつことが必要となります。

~アルタクラッセ二子玉川では、これからも施設内だけでなく「正しい判断に基づく適切な治療」実践のための主治医と、基幹病院の連携による医療~、医療と介護(生活支援)を結ぶ看護、施設外サービスと内部連携調整、家族調整の為のケアマネージャーの介入をし、そのそれぞれがケアの方向性を認識、(チームケア)専門性の提供を積極的に実践していきます。
そしてその一つ一つの事例の検証を行い、真剣に認知症高齢者様に対して考えていきたいと思います~

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