総支配人コラム
2026.09.26
開設日に思いを馳せること

この原稿を書かせていただくこの時期は、いつもなら多摩川沿いの道に真っ赤な曼珠沙華(まんじゅしゃげ)がキレイな花を咲かせる頃ですが、今年は少し遅れているようです。
“秋の長雨”という言葉もありますので体調に気を付けて、来る秋の味覚に惠をもたらす時間として感謝して
過ごしたいと思います。
さて、【アルタクラッセ二子玉川】の開設日である10月1日が近付いて参りますと、
思いを馳せる事のひとつに、エントランスに鎮座する栃(トチ)の木のテーブルがあります。
エントランスで皆さまをお迎えする、栃(トチ)の木のテーブルは樹齢300年の1枚板、
オークヴィレッジ(Oak Village. 稲本正会長 1974年創設 岐阜県高山市)の作品です。
伐採した後約30年“寝かせていた“とも伺っていますので、330年前の伊吹が宿る1枚板のテーブルです。
時を重ねることへの慈しみと尊さ、そして悠久の時が醸し出す迫力を感じます。
アルタクラッセに“嫁いで”くれることになる栃の木の原木について、稲本氏曰く「そのひねくれぶりが
気に入って丸太ごと手に入れた。製材すると見事な“縮み杢(ちぢみもく)※1”が現れ二度と巡り会えない
ような逸材だった」と話されています。
手がけた漆職人は「またとない仕事になると察し国内最高級生漆を用いて仕上げた」そうです。
300年以上かけて育った木は300年以上使えるものにという思いが込められたこの唯一無二の存在は、
これからも未来永劫、お客様を見守り見守られ生きて行くものと思います。
アルタクラッセは開設20年、まだまだ若輩者ですね(笑)。
10月3日は「たまがわ花火大会」が開催される予定です。
ご来設の際は是非、この伊吹に触れてみて頂ければと思います。
※1縮み杢(ちぢみもく)とは、木目の紋様です。「縮みといえば栃」「栃といえば縮み」というくらい、
栃の縮みには表情があり美しいと言われます。
泡のような、波のような・・・漆によって炙り出された光輝く木目の表情をお楽しみください。
