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お客さまストーリー

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Episode. 03

訪問看護の細やかさに感動
家族と穏やかに暮らすために

A様 91歳 秋田県大館市 男性

A様/91歳/男性

基本データ

寝たきり度 B2(介助により歩行)
日常自立度 自立
既往歴 2005年 高血圧、糖尿病、不整脈 2022年 慢性心不全

ご利用までの経緯

胸水の貯留(※1)で心臓が圧迫され、右胸の苦痛を感じ救急搬送。退院後は内服にて経過を見ていましたが再度入院。在宅介護に不安を抱えるように。奥さま、娘さまと3人暮らし。 ※1:2つの胸膜の間に液体が異常に貯まること

ご利用のきっかけ

心臓病で入退院を繰り返した経緯があり、A様もご家族さまも突然の体調変化が心配でした。そこでケアマネジャーへ相談し、ご自宅での生活に訪問看護を導入しました。

STORY

週1回の看護と不安時のサポート体制で
ご自宅での不安を解消

心臓病の治療を受け退院したA様。介助のもとご自宅での生活は可能に思われましたが、ご家族さまはA様に急な胸の苦痛や、意識もうろうの症状が起こった場合、適切に対処できるか心配でした。そこで退院日より「訪問看護(週1回)」を利用して在宅介護をスタート。看護師が週1回ご自宅へ伺い、バイタル(体温、血圧、脈拍など)チェックを行い、胸の音を聞くなどして健康状態を確認しています。定期訪問以外でも、体調にご不安がある場合や緊急時は看護師が相談に乗り、必要に応じて訪問します。さらに「福祉用具レンタル・購入」サービスを活用して、ベッドとシャワーいすをレンタル。ご自宅で生活しやすい環境を整えました。

今回は、A様と奥さま、担当する訪問看護師の相馬さんにお話を伺います。

介護サービスへの不安が「安心」に変わった瞬間
きめ細かなケアに感動

介護サービスにはほとんどなじみがなかったというA様とご家族さま。訪問看護の内容や看護師との人間関係に漠然と不安がありました。ですが、その心配は必要なかったと奥さま。訪問看護の利用を開始した直後、A様の体に入院中にできたとみられる床ずれが見つかりました。範囲が小さく出血も少なかったため、奥さまは「少しの傷」と感じたそうですが、看護師の相馬さんが毎日訪問し丁寧に処置する姿を見て、ケアの細やかさに感動したといいます。床ずれは1週間程度で完治し、介護サービスの心強さを実感できました。

A様

訪問看護サービスは初めてでよく分からなかった。相馬さんともう1人の看護師さんが代わる代わる来てくれますが、2人とも印象がよく親切で、ありがたいと思っています。

奥さま

私と娘だけでは夫を病院へ連れて行くのも大変なので、看護師さんには男性を希望しました。正直、訪問看護でこんなに細かにケアしてもらえるとは思っていませんでした。床ずれもほんの少し処置してくださるのかなと思ったら、完治まで毎日訪問してお医者さんのように丁寧に処置してくださり驚きました。

相馬

A様も奥さまも、初めて利用する訪問看護にご不安があったと思います。安心してご自宅での毎日を送っていただけるよう、コミュニケーションをしっかり取っていきましょう。いつでも駆けつけますから不安を抱えずご相談ください。

ご家族さまの介助で歩行が可能に
一緒に囲む食事で気持ちも前進

退院後約1週間は寝たきりの生活でした。食事もベッドで行っていましたが、現在はご家族さまの介助のもとご自身で歩き、リビングで食事ができるようになりました。入院中の1カ月で体重が5kg落ちてしまったため、心臓の負担軽減のためにも、体重を戻す食事に努めています。大皿料理を減らし、1品ずつ小皿に取り分けた食事へ切り替えて、食事量や栄養バランスを管理。ご家族さまと食事を囲むことで食欲も戻ってきました。

奥さま

食事に関しては、私もいろいろ工夫しています。家族と一緒に食べる方が食欲も出るみたいです。

A様

やっぱり皆で食べる方が、食事もおいしいですよ。そういうことにしておこう(照れたご様子で)。

バイタルチェックで入浴も安心
長期的な在宅生活を看護がサポート

1人では不安な入浴も、訪問看護に合わせて行えば安心です。看護師が毎回バイタルチェックで入浴の可否を判断。介助のもとシャワー浴を基本に、体調が良いときには湯船に浸かってリラックスした時間を過ごします。訪問看護を通して、A様の血圧が低いこと、痔核があり少量出血が見られることなども分かりました。A様の目標は「住み慣れたご自宅で穏やかな生活を送ること」。定期的・総合的なケアが不調の早期発見や介護予防につながり、在宅生活の安心を支えています。

奥さま

痔の出血があったときも家族は慌てましたが、相馬さんたちが丁寧に対応してくれました。悪いところを訪問看護でみんなケアしてもらえるので、通院負担が軽減しています。本当に助かりますし、虹の街さんにお願いして良かったと感謝しています。

A様

今後の目標は、家でゆっくりと過ごすこと。この歳になると食事も遊びもいろいろ楽しんできましたから、住み慣れた家で穏やかに過ごすことが一番です。

小さな声がけの積み重ねが
安心感に結びつくと信じています

相馬

「また病気の症状が出てしまったらどうしよう」という、ご本人さまやご家族さまの精神的・身体的負担は計り知れません。こまめにお話を伺いコミュニケーションを取ることで、ご負担を少しでも和らげられたらと思います。体調不良は自覚できない場合も多いため、調子が良いときでもご家族さまの見守りや協力が欠かせません。ご本人さまのケアと同時に、ご家族さまとの情報共有も密にして、住み慣れたご自宅で長く生活を送っていただけるようサポートしていきます。