交流学習会
2025.02.21
2月20日、埼玉会館にて「公益社団法人認知症の人と家族の会・埼玉県支部」と「埼玉の老人福祉を考える会」の「交流学習会」を開催しました。
家族の会・花俣代表、考える会・神戸会長のご挨拶に続き、当社安藤会長より、交流学習会が始まった経緯についてお話がございました。家族の会埼玉県支部の発足が1982年、考える会の発足が1986年、どちらの発足にも関わりのあった安藤会長が、介護家族と高齢者施設職員がお互いの立場を理解する為の “交流” を兼ねた学習の場が必要と感じたことから、1988年に開催、以来数えて今回が37回目とのことでございました。あらためてとても貴重で大切な場であることを理解しました。
今回は家族の会からのご要望もあり「医療と介護の連携」というキーワードから、株式会社福祉の街 専任係長・看護小規模多機能ふくしのまち春日部 管理者 の金田菜摘子氏による「看護小規模多機能型居宅介護~医療と介護の連携について考える~」と題しての発表が行われました。未だあまり理解されていない介護保険サービスということもあり、ご参加の皆さまは大変興味深くお聞きになり、発表後には「身近にこのサービスが無いことが残念」「もっと広がってほしい」といった主旨のお声をいただきました。また、金田氏の「(お客様の)『自分らしく生きる』ことを支える多職種(医療・介護の専門職)は、それぞれの単体では力不足であることを自覚することが大切。だからこそ、専門性を高める一方で、お互いの専門性の理解・協働が必要」という考えに共感いただき、在宅介護と施設介護の連携・協働の重要性を再確認する場ともなりました。
有難うございました。
経営管理部 松本 賢一